金刀比羅宮 | 令和元年 索餅祭
令和元年 索餅祭

旧暦の七夕の日にあたる令和元年(2019)8月7日[水]、索餅祭を齋行いたしました。笹に短冊を飾り、満天の星に願いを託す七夕の行事です。

御本宮では、素麺や索餅(さくべい)を供え、みなさまの幸せを願い、病気や災い除けを念じ、夏バテ解消・元気溌刺などを祈りました。

御本宮前の特設会場では、地元の和菓子職人の手で昔ながらの味と形を再現した索餅を用意し、冷たいグリーンティーと併せてご参拝の皆様に接待いたしました。

また、同会場ではご参拝の皆様が、思い思いの願い事を記した色とりどりの短冊を笹に飾り付けてくださいました。

索餅は、小麦粉と米の粉を練って縄の形にねじり、油で揚げたもので、流行病(はやりやまい)から身を守る功徳があるとされています。もともと素麺は索餅と言われ、平安時代以降の公卿の日記や女官たちの手記によると、宮中において儀式や饗宴に珍重されていました。室町時代には、女官たちは素麺のことを「おぞろ」と呼び、七夕の行事で素麺を饗しました。