厳魂神社(奥社)参拝ガイド

御本宮の北透垣に沿って西へ進み、前方に現れる鳥居をくぐると、道は厳魂神社(奥社)へと向かいます。厳魂神社(奥社)への道は、樹木が鬱蒼とした静かな山道の様相を呈し、さらに583段の石段が続きます。距離は約1キロ程です。

785段
御本宮 北透垣の鳥居

御本宮 北透垣の西端にある鳥居をくぐり進んでいくと・・・

809段
真井橋

・・・すぐに真井渓(まないだに)に至ります。朱欄の優美な真井橋(まないばし)が架かっています。

真井水源

橋から渓を仰ぐと、真井水源の堰堤が見られます。

北原白秋歌碑

真井橋を渡ったところに、北原白秋の歌碑があります。書道の大家である安東聖空が北原白秋の歌を書いたものです。

守れ権現
夜明けよ霧よ
山はいのちのみそぎ場所

832段
常磐神社

北原白秋の歌碑を過ぎるとすぐに、常磐神社(ときわじんじゃ)に至ります。社殿は流造の銅板葺です。

御祭神は、武雷尊(たけいかづちのみこと)・誉田和氣尊(ほんだわけのみこと)です。武雷尊は、神話「天孫降臨」(てんそんこうりん)の武勇の神様です。誉田和氣尊は、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)の皇子で、八幡様として各地に広く祀られている神様です。

866段
白峰神社手水舎

常磐神社からすこし進むと、白峰神社の手水舎に至ります。切妻破風造・檜皮葺です。

花崗石神明造の石鳥居

ここで石段は西に折れます。目前には、花崗石神明造の石鳥居があります。大正7年(1918)に、淡路國津名郡上灘村の間浦喜蔵より献納されたものです。

923段
白峰神社
(紅葉谷)

鳥居から約50段進むと、白峰神社(しろみねじんじゃ)に至ります。

白峰神社の御祭神は崇徳天皇です。相殿には、天皇の御母である待賢門院(たいけんもんいん)と大山祇(おほやまつみ)の二柱が祀られています。また、随神として源爲義(みなもとのためよし)と源爲朝(みなもとのためとも)の木像が安置されています。

白峰神社は檜皮葺で、全体に朱色です。本殿は流造、拝殿は入母屋造です。現在のものは、明治44年(1911)から大正2年(1913)にかけて建てられました。

8月26日に例祭、毎月26日に月次祭が行われます。

この付近は紅葉の大樹が多く、「紅葉谷」(もみじだに)と呼ばれています。秋の末には、黄紅様々の錦が目もさめるばかりの眺めとなります。

白峰神社御守所

白峰神社御守所では、お守りの授与などを承っています。

紅葉谷鳥居

白峰神社の北側に紅葉谷鳥居があります。大正4年(1915)に、三重県伊勢國桑名の近藤忠治ほか2名より献納されたものです。

974段
菅原神社

紅葉谷鳥居を過ぎるとすぐ、菅原神社(すがわらじんじゃ)に至ります。社殿は流造・銅板葺です。

御祭神は、讃岐守を務めたこともある菅原道真命です。世に天満宮・天神様として広く崇められます。文筆の神・学神です。

1013段
熊の木

菅原神社から少し進み、石段を約50段上がると、熊が木登りをしているように見える大木があります。通称「熊の木」です。

1088段
途中しばらく平坦な道が続きます。

途中しばらく平坦な道が続き・・・

1098段
卯花谷休憩所
(卯花谷)

・・・朱色のあずまやに至ります。卯花谷休憩所と呼ばれています。切妻造・銅板葺です。明治44年(1911)に建てられました。

その昔、この辺りはウツギが多く見られ、見晴らしも良かったため、卯花谷と呼ばれていました。現在はウツギも少なく、木が生い茂っているため眺望もよくありませんが、昔の名残で今もそう呼ばれています。

卯花谷休憩所の鳥居

卯花谷休憩所で道は大きく左折し、鳥居をくぐって・・・

1098段

1261段
石段はまだまだ続きます。

・・・さらに続く石段を上ると・・・

1261段
手水舎

・・・手水舎に至ります。ここで石段は大きく右折し、約100段進むと、いよいよ厳魂神社(奥社)です。

1368段
厳魂神社(奥社)

厳魂神社(奥社)の海抜は421メートルです。表参道からの石段は全1368段あります。

「奥社(おくしゃ / おくのやしろ)」は通称であり、正式な名称は「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」です。金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られています。

本殿は檜皮葺・流造、向唐門(むかうからもん)は檜皮葺・朱塗、拝殿は檜皮葺・入母屋造です。元は威徳殿といわれ、絵馬殿の付近に鎮座していました。後に厳魂神社と改称され、明治38年(1905)に現在の場所に遷座されました。

1月6日に例祭、毎月6日に月次祭が行われます。

御守所

御守所では、開運おみくじやお守りの授与を行っています。

威徳巖

厳魂神社(奥社)の西側には断崖があり、崖下には方石が一面に折り重なっています。威徳巖(いとくのいわ)といいます。

300余年の昔、厳魂彦命が参籠した旧跡です。崇徳天皇もここで参籠したことがあるのではないかと伝えられています。

天狗とカラス天狗の彫物

断崖の上方には天狗とカラス天狗の彫物があります。

厳魂神社(奥社)からの眺望

また、厳魂神社(奥社)からの眺望はすばらしく、琴平の町から讃岐富士、さらには瀬戸内海まで一望千里です。

参拝を終えましたら、来た道を戻り御本宮へ帰りましょう。


(C) KOTOHIRA-GU 金刀比羅宮
2016年12月10日 6:11 pm