金刀比羅宮 | 令和2年 桜花祭
令和2年 桜花祭

令和2年4月10日[金曜日]、金刀比羅宮の特殊神事「桜花祭」を齋行いたしました。

桜花祭は鎮花祭(ちんかさい)です。鎮花祭は、崇神天皇の時に始まるといわれ、平安時代に盛行しました。当時、陰暦3月の落花の時期に疫病の流行が盛んで、これを鎮めるために行疫神(ぎようやくじん)たる大神(おおみわ)・狭井(さい)の2神を祭った宮中の神事であり、神社でも行われるようになりました。「はなしずめのまつり」とも呼ばれます。(参考文献「広辞苑第五版」, 「岩波日本史辞典」)

今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、崇敬講社本部前から御本宮までの行列を中止、御本宮での祭典のみとしました。

天井一面に「桜樹木地蒔絵」が施された御本宮での祭典では、桜の小枝で飾られた海川山野の神饌を奉り、斎主が祝詞を奏上、引き続き「八少女舞」(やおとめまい)を奏進いたしました。

祭典終了後、緑黛殿の斎館にて「今様」を奏しました。「今様」は、明治15年頃に琴平明道学校教授であった国学者 水野秋彦の作歌を平安中期から鎌倉初期にかけて流行した新様式の歌〝今様歌〟としたもので、以来、桜花祭と紅葉祭で奏されるようになりました。