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宝物館
宝物館は、文部省技師の久留正道の設計により明治38年(1905)に建てられました。香川県広島産の花崗岩である青木石で造られた二層建、屋根は入母屋造の瓦葺、玄関は唐破風造(からはふづくり)の銅板葺、という和洋折衷の重厚な建物です。
初期は「金刀比羅宮 博物館 一号館」という名称でした。明治27年(1894)に片山東熊によって建設された奈良国立博物館と同じく、我が国最初期の博物館です。久留正道は明治26年(1893)のシカゴ万博で日本館を設計しています。これを見てフランク・ロイド・ライトは日本建築の良さを認識したといわれています。
館内には金刀比羅宮の宝物が陳列されています。「十一面観音立像」(重要文化財)、「象頭山社頭並大祭行列図屏風」(重要有形民俗文化財)は特に有名です。
重要文化財「十一面観音立像」
平安時代の作で、檜材の一木造、像高 1,440mm。
元は金刀比羅宮の別当寺金光院の観音堂の本尊でした。台座および持物は失われていますが、全身の彩色がよく残っています。 温和で端正な顔容、彫り深く、よく整理された衣文など、県内仏像のうちでも優作のひとつです。
重要有形民俗文化財「象頭山社頭並大祭行列図屏風」
元禄15年(1702)の本社屋根葺き替えを記念して、元禄末に描かれたと伝えられています。通称「祭礼図屏風」。
金毘羅大権現の大会式(例大祭)当日の様子が描かれた六曲一双の屏風で、左隻には境内の様子が、右隻には頭人行列が練り歩く門前町の様子が描かれています。
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(C) KOTOHIRA-GU 24-Dec-2023 16:03