大晦日の大祓式から1月11日の御稽古始式まで、令和3年のお正月も金刀比羅宮では数多くの祭典・神事を行いました。
大晦日の午後3時、御本宮にて「大祓式」を斎行いたしました。
一年の最後の日に罪や穢を祓うことで、清浄な心身で新年を迎えることができます。
引き続き、「道饗祭(みちあえのまつり)」、「鎮火祭(ほしづめのまつり)」を斎行いたしました。
道饗祭は、災禍の予防を祈る祭典です。鎮火祭は、火災防止を祈る祭典です。
午後4時、御本宮と金刀比羅本教総本部にて「除夜祭」を斎行いたしました。
除夜祭は、一年間の金刀比羅の大神さまのご加護に感謝し、無事に新年が迎えられるよう祈る一年最後の祭典です。
元日の午前0時、新しい年の始まりを祝う祭典「歳旦祭」を斎行いたしました。諸災を消除するとされる「計歌」(かぞえうた)を奏進しました。
午前9時、緑黛殿にて「拝賀式」を斎行いたしました。神職が「君が代」を斉唱し賢所を遥拝、引き続き朗詠「嘉辰令月」(年の初めのおめでたい日を祝福する和歌)を吟詠しました。
1月3日[日]午前9時、「元始祭」を斎行いたしました。
元始祭は、皇位の元始と由来を祝い、国家と国民の繁栄を祈る祭典です。
1月5日[火]〜7日[木]までの3日間、「斎籠神事(いごもりしんじ)」を斎行いたしました。
斎籠神事は、皇室の弥栄(いやさか)・国家の隆昌・五穀豊穣を祈願するお祭りです。
また、神職全員が参籠潔斎(さんろうけっさい)して朝夕の祭典を奉仕し、全国の皆さまから寄せられた「新春こんぴら初祈祷」の願い事や、元日から4日までに御本宮にてご祈祷をなされた皆さまの願い事に、二夜三日かけて念には念を入れて祈祷を行い、皆さまの幸せを金刀比羅の大神さまに取り次ぎます。最終日には「竟祭(はてのまつり)」を斎行、「浦安舞」を奏進します。
この二夜三日祈祷は、金刀比羅宮が大権現の時代から秘儀として今に受け継いできた〝こんぴらさん〟の特別祈祷です。
厳魂神社(奥社)の御祭神である厳魂彦命の御命日である1月6日[水]、午前10時、「厳魂神社大祭」を斎行いたしました。
厳魂彦命は、金毘羅大権現第4代別当、今日も金刀比羅本教教祖として慕われる金光院(金剛坊)宥盛であり、金刀比羅本教においても祭典を斎行いたしました。
1月8日[金]午前10時、社務所の蔵の前にて「御蔵開神事(おくらびらきしんじ)」を斎行いたしました。
御蔵開神事は、全国津々浦々よりご参拝に来られた皆さまの浄財に感謝をし、金刀比羅の大神さま、金山彦の神さまに金刀比羅宮の平安を祈念する神事です。祭場には、神饌と共に金庫・出納簿・そろばん・電卓をお供えします。全国の神社でも非常に珍しい神事です。
1月10日[日]午前10時、「初十日祭」を斎行いたしました。
〝こんぴらさん〟のご縁日は毎月10日です。1年の最初のご縁日〝初こんぴら〟の日に斎行する「初十日祭」は正月最大のお祭りです。その起源は桜町天皇の御代に始まると伝えられ、この日にお祈りすれば特別なご利益が授かるとされています。
1月11日[月]午前10時、金刀比羅宮の年間の諸祭儀を奉仕する神職・祭員・伶人・巫女が緑黛殿 斎館に会して「御稽古始式」を斎行いたしました。年の初めにあたり金刀比羅の大神さまに1年の精進を誓う伝統の儀式です。
雅楽・舞曲・祭式・蹴鞠などの技や作法の更なる向上を祈願する祝詞を奏上し、献楽・舞曲奏進・祭式稽古・講話などを行いました。