「浅草遠望」 1878 油彩・キャンバス40.0×48.0 cm
空や遠景と手前の草々の対比の美しさがこの絵の魅力である。由一は草の勢いを強調するため工夫をしている。近づいて見ると下辺から三分の一まで透明感のある暗褐色で下塗りをしているのだ。それを利用して根元の方はあっさり描いて重苦しい印象になるのを防いでいる。水墨画のような切れ味の一品。