高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「二見ヶ浦図」
1873-76
油彩・キャンバス
49.0×112.5 cm

明治11年、金刀比羅宮に最初に奉献された。早朝の二見ヶ浦夫婦岩の景である。右下に由一のサインがあるのも珍しい。(由一の油絵はほとんどサインがない)

空や雲の描写は微密で柔らかい印象である。「牧ヶ原望獄」と極めて近い。中心の夫婦岩は質感表現を考えながら強く描いているが、左右辺は力を抜いてバランスをとっている。右端の岩は灰色の下塗りを生かしながら荒い筆触で描いてあり、夫婦岩とのバランスが良い。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:21:19 AM]