「二見ヶ浦図」 1873-76 油彩・キャンバス49.0×112.5 cm
空や雲の描写は微密で柔らかい印象である。「牧ヶ原望獄」と極めて近い。中心の夫婦岩は質感表現を考えながら強く描いているが、左右辺は力を抜いてバランスをとっている。右端の岩は灰色の下塗りを生かしながら荒い筆触で描いてあり、夫婦岩とのバランスが良い。