高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「巻布」
1873-76
油彩・キャンバス
36.3×48.5 cm

由一静物画の特色は質感表現にある。質感表現とは洋画の技術用語で、ものの材質感の差異を描き分け、あたかも本物が存在するかのように描くことである。彼は生涯にわたって質感表現を重要視した。

畳の上に置かれた褐色の包み紙、その上にぶっちがえに置かれた反物と絞り染。大胆な構図である。絹織り物らしい反物の光沢、赤い絞り染の皺の質感描写。目立たないが左上の畳の描写も見事である。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:17:53 AM]