高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「屋上月」
1873-76
油彩・キャンバス
33.3×46.3 cm

仲秋の名月が済んだ空に月が昇り星も輝いている、月光を受けた土蔵の白壁が鮮やかである。ゴッホに星夜を描いた名作があるが、日本の洋画として最初の例である。

由一作品中最も愛すべき小品である。しかし、何やらおかしい。月と白壁の位置から考えると月光は白壁に当たらない。当時、ガス灯も普及していなかったので、灯火によるとは考えられない。現実にあり得ないものも絵画上では可能になる。これも絵画の真実。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:19:56 AM]