高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「桜花図」
1879
油彩・キャンバス
51.5×63.6 cm

美しく描かれた桜花は、由一の春の喜びを表しているかのようである。消略の美ともいえる俳句のような適格な表現の陰にそれを支える由一の技術がある。

近づいて観察すると空から描き始め、森、地面、最後に桜花や桶を描いてある。空は右下がりの筆触で描き、乾いてから櫻花を描いた事が分かる。(花びらの下に空の筆触がある)このような方法は明治後期以降否定されてしまったが、油絵技法の原点である。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:39:40 AM]