高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「芝浦夕陽」
1877
油彩・キャンバス
66.0×120.5 cm

夕焼けの空に灰色の雲が棚引いている。手前には舫う舟が大きく描いてあり、二本の柱が空を切り裂く。大胆な構図である。普通このような構図は大味になりがちである。にもかかわらず緊密な印象を受ける秘密はどこにあるのだろう。水平線近くを見ていただきたい。遠景に大型の帆船や帆掛舟、その手前に四人の男が乗った櫓船。これらの点景によって画面が引きしまった。また点景人物によって見る者に人々の生活感情や温か味まで感じさせる。
(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:27:32 AM]