高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「燧具」
1878
油彩・紙
45.2×66.6 cm

明治11年11月の天絵社月例展に「火打具の図」として発表された。付け木等の箱入り火打具に火箸、火吹き竹などが褐色調で描かれている。

我国のマッチの製造は明治8年に始まり、11年には輸出するようになった。こうした状況の時にあえて燧具を描いた由一の気持ちはどんなものだったのだろう。滅び行くものを耐久性のある油絵で描き残し、後世の人々に資する意気込みに違いない。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:37:48 AM]