「墨田堤の雪」 1876 油彩・キャンバス44.0×73.5 cm
幹の木肌から桜と見える大樹を左手に大きく描き浅草寺など対岸は低く、浮世絵風景版画と同じ構図法だ。本堂と五重塔の位置から類推すると隅田公園三囲社あたりから描いたらしい。近づいて部分を見ると、空に二羽の鳶、大川に帆掛舟、左手の土手に小さく二人の男。雪見の俳人と道急ぐ旅人に見えるが如何であろうか。