高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「鯛」
1879
油彩・キャンバス
43.9×59.0 cm

黒い背景、褐色の台上に鯛、伊勢海老、鯵や大根、三つ葉、酢橘などが平面的、装飾的に描かれている。明暗を利用して立体感や空間を描く意識はあまり感じられない。

由一が本図で試みたのは複雑な色の階調と質感表現だ。主題である鯛はピンクの中にコバルト・ブル−が点在してい鮮やかさを増している。酢橘の透明感ある描写も見事だ。質感表現は絵に近づいて見てほしい。鯛や鰺の鱗、伊勢海老や野菜の質感表現に圧倒される。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:38:59 AM]