高橋由一作品展 @金毘羅庶民信仰資料収蔵庫

「鱈梅花」
1877
油彩・キャンバス
51.3×72.0 cm

鱈、梅、擂り鉢、蕗薹、荒縄などに日常どこにでもあるものを、本物がそこにあるかのように材質感を描き分けて表現している。なおかつ、単なる色や形の説明に終わらない画格が感じられる。

由一は静物でも風景でも遠方から手前での順序で描いた。本図も背景や台を先に、静物は後から描いている。そのことは背景の右下がりの筆触と梅の枝や花の描写、台と蕗薹の関係を近くで見ると良く理解できる。荒縄の描写は見事で重文「鮭」(東京芸大美術館)と同じである。

(C) KOTOHIRAGU 2003 [Tuesday, February 11, 2003 12:33:28 AM]