「鱈梅花」 1877 油彩・キャンバス51.3×72.0 cm
由一は静物でも風景でも遠方から手前での順序で描いた。本図も背景や台を先に、静物は後から描いている。そのことは背景の右下がりの筆触と梅の枝や花の描写、台と蕗薹の関係を近くで見ると良く理解できる。荒縄の描写は見事で重文「鮭」(東京芸大美術館)と同じである。