| 賢所尊影拝賀式
1月1日午前7時、奥書院において賢所尊影拝賀式(かしこどころそんえいはいがしき)が斎行されました。式は「賢所」拝礼・皇居遥拝・参賀式からなります。「賢所」の尊号を拝し、国歌「君が代」を唱和し、皇居の遥拝を行なって、新春を寿ぎ天皇の御代の長久、皇室の弥栄(いやさか)を願うとともに、宮司に対して権宮司(禰宜)以下諸員一同から新年の賀詞を奏上する儀式です。
次第は次の通りです。
- 「賢所」拝礼を執り行います。奥書院上段の間床(とこ)に掲げられた「賢所」の尊影---有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)御筆「賢所」の尊号---を掲げ、奥書院一之間(春の間)にて宮司以下神職、職員が順次拝礼します。尊影の前には、重餅・神酒・祝餅、左には(向かって右)白南天、右に赤南天が舗設されます。
- 皇居遥拝を行ないます。東側障子を開放した奥書院二之間(菖蒲の間)に宮司以下諸員が東面して着座し、伶人の奏する国歌「君が代」の奏楽に合せて全員で2度唱和します。引き続き宮司以下諸員は揃って皇居を遥拝します。
- 参賀式を行ないます。奥書院三之間(柳の間)に南面して着座した宮司の前に、権宮司(禰宜)以下諸員が東西に分座して着座し、「賢所」尊号前から撤下した神酒・祝餅を各自が給わります。引き続き伶人が柳の間中央に東面して着座、「嘉辰令月(かしんれいげつ)」を奏した後、権宮司(禰宜)が諸員を代表して「つつしみて新春を賀し奉る」と新春を寿(ことほ)ぐ賀詞(がし)を宮司に奏上します。宮司はこれに答えて式を終了します。
本儀式は、王朝時代の元旦に大極殿(だいごくでん)に出御(しゅつぎょ)した天皇が、群臣から新年の賀を受けた「朝賀の儀」に由来するもので、古来の作法は荘厳を極め、即位式と規模を同じくするものでした。
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