例祭を齋行いたしました。
例祭は、金刀比羅宮で最も重要な大祭です。毎年10月9日〜11日の3日間にかけて齋行します。
例祭にともなう8月31日の口明神事から10月15日の焼払神事までの46日間にわたる諸祭典・神事をあわせて「御大祭祝舎神事」といいます。
8月31日
祝舎神職が口明神事を齋行します。「口明」(くちあけ)とは物事のやり初めの意です。
9月1日
潮川(金倉川)のたもとの御旅所(神事場)において祝舎地鎮祭を齋行し、祝舎(いわいや)の建設をはじめます。祝舎は、例祭に奉仕する頭人が精進潔齋する齋場です。
9月8日
御旅所において潮川神事を齋行します。例祭に奉仕する者一同が祓除を行います。
9月9日
御幣立神事(おはけたてしんじ〉を齋行し、五人百姓が祝舎に御幣を立てます。これをもって祝舎は神屋となります。
9月10日
入宿神事(にゅうしゅくしんじ)を齋行します。昔は、この日から頭人が祝舎で精進潔齋の生活に入りました。現在は、頭人に代わり祝舎係が奉仕します。
10月6日
祝舎において指合神事(さしあわせしんじ)を齋行します。祝舎で一番重要な神事で、宮司が齋主奉仕します。来年の「頭屋」を決めます。
10月8日
例祭に奉仕する者一同は参籠潔齋に入り心身を浄めます。
10月9日
御本宮において宵宮祭を齋行します。祭典では八少女舞を奏進します。
10月10日
午前10時、御本宮において例祭を齋行します。祭典では神主舞・諸司舞を奏進します。
午後4時、神幸祭を齋行します。
午後5時、頭人は、行列をなし祝舎から金刀比羅宮へ向います。頭人式ののち祓戸社で祓いを受け、御本宮において金幣式をおこない、五人百姓の供応を受けます。三穂津姫社でも同様の儀式をおこないます。
午後9時、御本宮から御旅所まで御神興が渡御します。先供の奴組、乗馬の男頭人2名と駕篭の女頭人2名を中心とした頭人行列、講員、氏子総代、五人百姓、庄官、祝舎神職、神馬、御唐櫃、御琴箱、巫女、舞人、太玉串、伶人、御神宝、御剣員、啓行員、御紫翳、御神興、御菅翳、御絹傘、御錦蓋、御菅蓋、宮司、彌宜、主典、祭員など、数百名が行列を整える御神幸です。約2キロの道のりを3時間かけて進みます。道太鼓が稟々と鳴り渡る沿道は、奉拝者のみなさまで賑わいます。頭人である童男・童女4名が例祭の重要な役割を果たすので、例祭は「お頭人さん」とも呼ばれます。
深夜、御旅所の行宮において行宮着御祭を齋行します。祭典では神主舞・諸司舞を奏進します。
10月11日
午前10時、行宮において献馬式を行います。式では東遊を奏進します。
午後2時、行宮奏上祭を齋行し、金刀比羅舞を奏進します。御神事場では神賑行事として出雲神楽などが奉納されます。
午後4時、還幸祭を齋行します。祭典では、八少女舞を奏進します。
午後9時、御神興は御本宮へ御還幸いたします。
深夜、御本宮において報賽祭を齋行、解齋歌を奏して、例祭のすべての諸祭典を終えます。
同深夜、祝舎において御幣下神事(おはけさげしんじ)をおこない、祝舎に立てた御幣を下します。
10月14日
例祭から3日目にあたるこの日、本年の頭人と来年の頭人が昇殿し、「頭屋渡し」の神事を行います。これを頭人三日詣(とうにんみっかもうで)といいます。
10日15日
焼払神事を齋行します。祝舎を取り壊し、焼き払います。
今年も、口明神事から焼払神事まで46日間の長きにわたる金刀比羅宮の御大祭祝舎神事は無事に終了いたしました。。
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