本年元日、新年のお参りの皆様で境内が賑わう中、三穂津姫社前の、国指定重要有形民俗文化財 青銅製灯籠が、若者の軽率な行為により倒壊し、蕨手飾りが折れるなどの被害が発生しました。
この灯籠は、宝暦7〔1757〕年に大坂の商人の方々から奉納されたもので、制作は大坂の大谷相模掾が担ったと記されています。
大谷相模掾様は、現在も当宮が金属製灯籠の修理をお願いする業者様としてお付き合いが続いており、今回の修理でも、部材の接合や歪みの修正などの高度な技術を使って、修理頂きました。
10月24日、伝統的な技術と工法で修理が完了し、元通りに歴史と風格を備えた姿によみがえりました。御参拝の折に、どうぞご覧ください。
令和7年10月24日
金刀比羅宮 社務所